犬がモチーフのポケモン一覧|犬種のモデル候補・犬科・「三犬」も解説

犬のように見えるポケモンはたくさんいます。中には、公式設定で犬との関係がはっきり分かるポケモンもいます。

一方で、オオカミやジャッカル、猫やキツネなど、別の動物の要素が強いものもいます。この記事では、犬がモチーフと考えられるポケモンや、犬に似たポケモンをまとめて紹介します。

この記事で紹介するのは43匹です。

43匹すべてが「公式に犬をモデルとしてデザインした」と確認されているわけではありません。

この記事で分かること

  • 公式設定で犬との関係が分かるポケモン
  • コーギーやプードルなど、犬種のモデル候補
  • オオカミやジャッカルなど、犬に近い動物との関係
  • 「三犬」と呼ばれる3匹が本当に犬モチーフなのか
犬っぽく見えても、公式の犬モデルとは限らないんですね。

ライコウ・エンテイ・スイクンは、日本で「三犬」と呼ばれることがあります。ただし、この呼び名と3匹それぞれのデザインモチーフは別です。記事後半で詳しく見ていきます。

犬がモチーフ・犬みたいなポケモン一覧【43匹】

まずはこの記事で扱う43匹を、犬との関係の強さと性質で4つに分けます。根拠の強さが異なるため、同じ「犬みたい」に見えるポケモンでも同列には扱いません。

分け方
犬との関係が強いポケモン 24匹
オオカミ・ジャッカルなど犬に近いポケモン 6匹
犬以外の動物やモチーフも考えられるポケモン 10匹
「三犬」の呼び名を説明する3匹 3匹

ポケモン名は、このあと各グループの表でまとめて確認できます。

この43匹という数は「公式犬モデルが43匹いる」という意味ではありません。犬との関係が比較的はっきりしたポケモンに加え、犬にも見えるものの、ほかの動物やモチーフも考えられるポケモンまで含めた数です。

犬モチーフ・犬モデルはどこまで公式に確認できる?

犬との関係を見るときは、「公式の分類・設定」と「具体的な犬種」を分ける必要があります。英語版の公式分類では、ヨーテリーやイワンコはPuppy Pokémon(こいぬポケモン)です。パルスワンはDog Pokémon(いぬポケモン)、トリミアンはPoodle Pokémon(プードルポケモン)、ボチやハカドッグはGhost Dog Pokémon(ゴーストドッグポケモン)です。

公式設定から犬との関係が分かる代表例

  • トリミアン:プードルポケモン
  • ワンパチ:こいぬポケモン
  • パルスワン:いぬポケモン
  • ボチ・ハカドッグ:ゴーストドッグポケモン

一方で、具体的な犬種まで公式に明言されているとは限りません。「ワンパチはコーギー」「ドーブルはビーグル」「デルビル・ヘルガーはドーベルマン」といった説は、外見や名前から考えられる有力候補です。公式分類だけで特定犬種を「公式モデル」と断定することは避けます。

犬ポケモンでも、犬種までは未確認のことが多いんですね。

また、ルガルガンのように公式分類がオオカミである例や、リオル・ルカリオのようにジャッカルやアヌビスとの関係がよく考察される例もあります。犬と同じイヌ科に近いイメージを持つポケモンでも、「犬そのもの」と「犬科・犬型」は分けて読むのが分かりやすいです。

犬との関係が強いポケモン24匹

24匹は、犬との関係がどこまで確認できるかで2つに分けると分かりやすいです。まず公式設定から犬との関係が分かる例、その次に名前や見た目から犬との関係が強い例を見ていきます。

公式設定から犬との関係が分かるポケモン

ポケモン 犬との関係・主な候補
ガーディ・ウインディ ガーディは公式に「こいぬポケモン」で、人懐こく忠実、敵や侵入者を吠えて追い払う犬らしい設定があります。特定犬種の公式モデルは未確認で、甲斐犬は虎毛が黒い縞と似る補助候補です。進化後ウインディには東洋の言い伝えに登場する公式設定があり、狛犬・中国獅子など守護獣文化との関係が有力候補。トラは縞模様の外見要素として分けます。ガーディの犬・狛犬・犬種モチーフを詳しく見るウインディの元ネタ・狛犬説を詳しく見る
ヨーテリー・ハーデリア・ムーランド 英語版の公式分類を日本語にすると、ヨーテリーは「こいぬポケモン」、ハーデリアは「忠犬ポケモン」です。ヨークシャー・テリアや大型犬を思わせる要素がありますが、系統全体を1犬種へ固定するのは避けます。
トリミアン 英語版の公式分類は「プードルポケモン」です。プードルとの関係が最も分かりやすく、毛を刈り込んで姿を変える設定もトリミング文化とよく合います。
イワンコ 英語版の公式分類は「こいぬポケモン」です。スピッツ系、日本犬、ハワイアン・ポイ・ドッグなどの比較がありますが、特定犬種は候補に留めます。
ワンパチ・パルスワン ワンパチは「こいぬポケモン」、パルスワンは英語版の公式分類で「いぬポケモン」です。ワンパチはウェルシュ・コーギー、パルスワンはグレイハウンド系などとの比較が有力です。
パピモッチ・バウッツェル 英語版の公式分類では、それぞれ「こいぬポケモン」「いぬポケモン」で、犬との関係は明確です。パンの要素も強く、バウッツェル(英語名:Dachsbun)の名前や体型からダックスフントとの比較があります。
ボチ・ハカドッグ 英語版の公式分類で「ゴーストドッグポケモン」です。犬に、ろうそく・墓石・墓地といったゴーストらしい要素を組み合わせています。
ポムケン 2027年発売予定『ポケットモンスター ウインド・ウェーブ』の「こいぬポケモン」。名前と外見からポメラニアン説が強いものの、犬種までは公式確認できていません。

名前や見た目から犬との関係が強いポケモン

ポケモン 犬との関係・主な候補
ブルー・グランブル 名前・顔つき・短い鼻・前へ出た下顎からブルドッグ系が有力。公式分類そのものがブルドッグを示すわけではありません。
デルビル・ヘルガー ヘルガーは公式設定で「地獄からの使い」「死神が呼ぶ声」と結びつけられ、ヘルハウンドのような地獄・冥界の犬が有力な文化モチーフ候補です。実在犬では黒い体と赤褐色の模様、引き締まった体型からドーベルマンと比較できますが、特定犬種の公式モデル明言は確認できません。ヘルガーの地獄の番犬・ドーベルマン説を詳しく見る
ドーブル 長い耳や口吻、四足の姿が犬らしく、ドーブル(英語名:Smeargle)の名前からビーグル説もあります。命名者の直接説明は未確認です。
ラクライ・ライボルト 犬・オオカミ型の獣に雷の要素を重ねたように見えます。雷獣など別モチーフも考えられ、ラクライ(英語名:Electrike)の「tyke」部分を語源とみる説も補助的な語源候補です。
オラチフ・マフィティフ 日本名・英名、大きな頭部、首元のたるみ、がっしりした体格からマスティフ系の大型犬との関係が強い系統です。個別調査では、具体的な犬種ではスパニッシュ・マスティフが最も一致する有力候補。ナポリタン・マスティフやカネ・コルソは比較候補に留めます。制作側が特定犬種を公式モデルと説明した資料は確認できません。マフィティフの犬種モデル・名前の由来を詳しく見る
イイネイヌ イイネイヌは犬を核に、桃太郎のお供の犬役を重ねた構成が最有力です。イイネイヌ・マシマシラ・キチキギスと、桃を思わせるモモワロウ、鬼として扱われるオーガポンまで含めると桃太郎の犬・猿・雉・桃・鬼との対応が強まります。ただし、制作側が桃太郎や特定犬種を公式モデルと明言した資料は確認できませんでした。秋田犬・柴犬は犬種比較候補で、体格面では大型の秋田犬のほうが重ねやすい点があります。イイネイヌの元ネタ・名前の由来を詳しく見る

犬種名は「有力候補」と「公式確認」を分けて見ます。コーギー、ビーグル、マスティフなど見た目や名前がよく合う犬種でも、開発者の直接説明がなければ公式モデルとは断定しません。

オオカミ・ジャッカルなど犬科・犬型として関連する6匹

次の6匹は、犬そのものというより、オオカミやジャッカルなどとの関係が強いポケモンです。4組にまとめると違いが分かりやすくなります。

ポケモン 犬との関係・注意点
リオル・ルカリオ 長い耳や口吻から犬科の動物を思わせ、ルカリオはジャッカルや古代エジプトの神アヌビスとの比較が有力。公式分類は犬・ジャッカルではありません。
ルガルガン 公式分類は「オオカミポケモン」。進化前のイワンコは「こいぬポケモン」なので、犬に近い系統として見られますが、ルガルガン自体は犬そのものではなくオオカミです。月のエネルギーで進化するまよなかのすがたや名前には人狼を思わせる手がかりもあります。ルガルガンのオオカミ・人狼モチーフを詳しく見る
ジガルデ(10%フォルム) 犬・オオカミ型に見えるのは10%フォルム。フェンリル、ガルム、ドーベルマンなどの比較があります。50%やパーフェクトフォルムまで犬扱いはしません。
ザシアン・ザマゼンタ 立ち耳や長い口吻からオオカミ型が有力。英語版の公式分類はWarrior Pokémon(戦士ポケモン)で、犬・オオカミとは明記されていません。

犬にも見えるが、ほかのモチーフも考えられる10匹

ここからは、犬だけで説明すると不正確になるポケモンです。犬・猫・キツネなど複数の動物を思わせるものや、お菓子・ハイエナなど別のモチーフが強いものをまとめます。

イーブイと進化系

ポケモン 犬との関係・ほかの候補
イーブイ 原案担当の藤原基史氏は、特定の一種類の動物に寄せない方向でデザインした趣旨を説明。犬は猫・キツネなどと並ぶ比較対象の一つです。
シャワーズ 制作側から人魚のイメージと尾が確認できます。犬寄り・猫寄りという説明は二次資料による比較で、公式の犬モデルとは扱いません。
サンダース 制作側の鼎談では藤原基史氏がサンダースをデザインしたことを確認できます。進化前イーブイは犬・猫・キツネなど特定の動物に固定しない設計で、サンダースは電気タイプの分かりやすい進化形として語られています。立ち耳・四足の姿や、感情で毛が逆立つ設定は犬を連想させますが、犬そのものを公式モデルとする直接説明は未確認です。サンダースの犬説・電気モチーフを詳しく見る
ブラッキー 犬・猫・キツネを連想できる黒い四足獣。特定の犬モデルという公式説明は確認できず、犬は外見上の比較候補の一つです。
グレイシア 犬・キツネ・猫との比較があり、北極ギツネ説もあります。犬単独モデルとする材料は足りません。
ニンフィア 犬・猫・キツネなど哺乳類的な土台にフェアリーの要素が重なったように見えます。犬だけを元にしたと決めるのは難しいポケモンです。

同じイーブイ進化系でも、ブースターとリーフィアは犬とのつながりを示す根拠が弱かったため、この記事では紹介していません。

イーブイの進化系を全部「犬」とは扱わないんですね。

イーブイ自体の犬・猫・キツネの比較や開発者発言については、イーブイは何の動物かを詳しく見るでさらに詳しく整理しています。

犬と別のモチーフが重なるポケモン

ポケモン 犬との関係・ほかのモチーフ
ポチエナ・グラエナ 犬・オオカミ・ハイエナの特徴が重なって見える系統。名前にも「ポチ」とハイエナを思わせる要素があります。実在のハイエナはイヌ科ではありません。
ペロッパフ・ペロリーム 中心は「わたあめ」「ホイップ」などのお菓子。丸い体や鼻・舌、優れた嗅覚から小型犬やプードル系との比較もあります。

「三犬」ライコウ・エンテイ・スイクンは本当に犬?

ライコウ・エンテイ・スイクンは、日本の攻略情報やファンの会話で「三犬」と呼ばれることがあります。しかし、「三犬」という通称があることと、3匹がすべて犬をモデルにしていることは同じではありません。

公式の英語圏資料では、3匹をLegendary Beasts(伝説の獣たち)やLegendary trio(伝説の三体)と表現する例があります。犬に限定した公式グループ名ではありません。

ポケモン 制作側の説明から分かること
ライコウ 斉藤むねお氏はトラらしい要素を取り入れた趣旨を説明。牙や縞模様もこの方向と合います。
エンテイ 基本はライオンのような方向。ただし、犬にも猫にも見える輪郭へ調整した趣旨も語られています。
スイクン 斉藤むねお氏はヒョウらしい要素を取り入れた趣旨を説明。犬を主要モデルとする根拠は強くありません。

「三犬」は3匹をまとめて呼ぶ通称で、3匹とも犬モチーフという意味ではありません。

なぜ「三犬」と呼ばれる?

3匹は同じ世代に登場する四足の伝説のポケモンです。日本のプレイヤーや攻略情報では、その姿から「三犬」という短い呼び名が広まりました。

ただし、通称は元ネタの証拠にはなりません。モチーフを見るときは、上のように3匹それぞれの制作側の説明を分けて確認する必要があります。

呼び名と実際のモチーフは、分けて見る必要があるんですね。

まとめ

犬がモチーフ・犬みたいなポケモンを調べると、公式分類で犬との関係が明確なものから、オオカミ・ジャッカルなど犬科に近いもの、犬・猫・キツネなど複数候補を持つものまで幅広く見つかります。

この記事では43匹を紹介します。内訳は「犬との関係が強い24匹」「犬科・オオカミ系6匹」「犬以外の動物やモチーフも考えられる10匹」「三犬と呼ばれる3匹」です。数だけを見て43匹すべてを公式の犬モデルと受け取らず、根拠の種類を分けて見ることが大切です。

特に具体的な犬種については、分類や外見がよく一致していても、開発者による直接説明が確認できなければ有力候補として扱うのが適切です。逆に、トリミアンの「プードル」、ワンパチの「こいぬ」、パルスワンの「いぬ」、ボチ・ハカドッグの「ゴーストドッグ」のように、公式設定から犬との関係をはっきり確認できる例もあります。

犬以外の実在動物をモチーフにしたポケモンも含めて見たい場合は、動物がモチーフのポケモン一覧でほかの動物系ポケモンも確認できます。

主な参考資料

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