猫をモチーフにしたポケモンには、家猫らしい姿のものだけでなく、ライオン・トラ・ヒョウのような大型ネコ科を思わせるものもいます。
この記事では、猫との関係が分かりやすいポケモンと、猫にも見えるものの別の動物やモチーフも考えられるポケモンを分けて紹介します。
この記事で紹介するのは44匹です。
44匹すべてが「公式に猫をモデルとしてデザインした」と確認されているわけではありません。
この記事で分かること
- 公式分類や進化関係から猫とのつながりが分かるポケモン
- ライオン・トラ・ヒョウなど大型ネコ科との関係
- 猫にも見えるが、ほかの動物やモチーフも考えられる例
- 公式設定・制作側説明・見た目の比較の違い
猫がモチーフ・猫みたいなポケモンは44匹
まずは44匹を、猫との関係の強さと見方の違いで3つに分けます。
| 分け方 | 数 |
|---|---|
| 猫との関係が分かりやすいポケモン | 16匹 |
| ライオン・トラ・ヒョウなどネコ科のポケモン | 11匹 |
| 猫にも見えるが、ほかの動物やモチーフも考えられるポケモン | 17匹 |
ポケモン名は、このあと各グループの表でまとめて確認できます。
44匹という数は「公式の猫モデルが44匹いる」という意味ではありません。猫との関係が比較的はっきりしたポケモンに加え、猫にも見える候補まで含めた数です。
猫モチーフ・猫モデルはどこまで公式に確認できる?
猫との関係を見るときは、公式の分類・設定と、実際のモデルを分けて考えることが大切です。
ニャースは「ばけねこポケモン」、エネコは「こねこポケモン」、ニャビーとニャヒートは「ひねこポケモン」、ニャオハとニャローテは「くさねこポケモン」とされています。
公式分類から猫との関係が分かる代表例
- ニャース:公式に「ばけねこポケモン」。額の小判とコイン好きな設定から、招き猫は有力な文化モチーフ候補です。ただし、招き猫や特定猫種が公式モデルだという直接説明は確認できません。ニャースの招き猫・猫・小判との関係を詳しく見る
- エネコ:こねこポケモン
- ニャビー・ニャヒート:どちらも「ひねこポケモン」。ニャビーは毛づくろいで集めた抜け毛を毛玉にし、それを燃やして攻撃する公式設定があり、実在猫の毛づくろい・毛玉との共通点が分かりやすいポケモンです。黒猫やしま模様の猫との比較もありますが、特定猫種の公式モデルは確認できません。ニャビーの猫・炎・毛玉モチーフを詳しく見る
- ニャオハ・ニャローテ:くさねこポケモン
ペルシアンには「シャムネコポケモン」のような分類もあります。ただし、公式分類に猫の名前があっても、特定の実在猫種をそのまま公式モデルと断定できるとは限りません。
大型ネコ科では、ライコウ・エンテイ・スイクンに制作側の説明があります。ライコウにはトラ、エンテイにはライオン、スイクンにはヒョウらしい要素が取り入れられた趣旨が語られています。
実在生物の分類では、イエネコもライオンもトラもヒョウもネコ科に含まれます。そのため、この記事では家猫だけでなく大型ネコ科を思わせるポケモンも同じ猫テーマで扱います。
猫との関係が分かりやすいポケモン16匹
ここでは、公式分類・名前・進化関係・外見などから猫とのつながりを比較的はっきり説明できる16匹をまとめます。
| ポケモン | 猫との関係・主なポイント |
|---|---|
| ニャース・ペルシアン | ニャースは「ばけねこポケモン」、ペルシアンは「シャムネコポケモン」。招き猫や化け猫を思わせる要素もありますが、特定猫種そのものを公式モデルと断定はしません。 |
| エネコ・エネコロロ | エネコは「こねこポケモン」。丸い顔、耳、長い尾など子猫らしい特徴があり、エネコロロも猫型の体つきを引き継ぎます。 |
| ニャルマー・ブニャット | ニャルマーは「ねこかぶりポケモン」、ブニャットは「とらねこポケモン」。公式分類と進化関係の両方から猫系統と分かります。 |
| チョロネコ・レパルダス | チョロネコは日本名に「ネコ」が入り、チョロネコ(英語名:Purrloin)の名前には、猫の喉鳴らしを表す英語purr(喉を鳴らす音)を連想させる要素があります。レパルダスは豹を思わせる名前と細身の姿が特徴です。 |
| ニャスパー・ニャオニクス | 名前の「ニャー」と、耳・顔つきなどから猫との関係が分かりやすい系統です。具体的な猫種は候補として扱います。 |
| ニャビー・ニャヒート | どちらも「ひねこポケモン」。進化後のガオガエンではトラのような大型ネコ科の印象が強くなるため、後の節で扱います。 |
| ニャイキング | ガラルのすがたのニャースから進化します。公式分類は「バイキングポケモン」で、猫系統にバイキング戦士や金属の要素が重なっています。 |
| ニャオハ・ニャローテ・マスカーニャ | ニャオハとニャローテは「くさねこポケモン」。ニャオハは植物に近い体毛や光合成の公式設定もあり、猫+植物の複合性がはっきりしています。特定猫種の公式モデルは未確認で、イベリアオオヤマネコは比較・考察候補の一つです。マスカーニャでは二足歩行になり、マジシャンの要素も強くなります。ニャオハの猫種・植物モチーフを詳しく見る |
猫との関係が分かりやすくても、具体的な猫種まで公式確認されているとは限りません。分類・名前・外見・進化関係のどこまでが公式に確認できるかを分けて見ます。
ライオン・トラ・ヒョウなどネコ科のポケモン11匹
家猫だけでなく、ライオン・トラ・ヒョウなどもネコ科の動物です。ここでは大型ネコ科との関係を説明しやすい11匹をまとめます。
| ポケモン | ネコ科との関係・主なポイント |
|---|---|
| ライコウ | 制作側ではトラらしい要素を取り入れた趣旨が説明されています。牙や縞模様もこの方向と合います。 |
| エンテイ | 基本はライオンのような方向。一方で、犬にも猫にも見える輪郭へ調整した趣旨も語られています。 |
| スイクン | 制作側ではヒョウらしい要素を取り入れた趣旨が説明されています。 |
| コリンク・ルクシオ・レントラー | ライオンの子やオオヤマネコを思わせる系統。進化するにつれて、たてがみや大型ネコ科らしいシルエットが目立ちます。特定種の公式モデルは未確認です。 |
| シシコ・カエンジシ | シシコは「わかじしポケモン」。カエンジシでは雄と雌でたてがみの形が異なり、ライオンとの関係が分かりやすい系統です。 |
| ガオガエン | ニャビー・ニャヒートから続く猫系統で、進化するとトラを思わせる大型ネコ科の姿が強くなります。そこへプロレスのヒール役の要素が重なります。 |
| ソルガレオ | 太陽と強く結び付く公式設定を持ち、大きなたてがみの姿からライオンとの比較が有力です。ただし公式分類だけでライオンモデルと断定はできません。 |
| パオジアン | 細長い胴体と大型の牙から、ユキヒョウやスミロドンなどとの比較が有力。公式設定では剣にまつわる災いも大きな要素です。 |
「三犬」と呼ばれるライコウ・エンテイ・スイクンにも、トラ・ライオン・ヒョウというネコ科側の制作要素が確認できます。
猫にも見えるが、ほかの動物やモチーフも考えられる17匹
ここからは、見た目の一部に猫らしさがあっても、猫だけで説明すると不正確になりやすいポケモンです。
イーブイと進化系
| ポケモン | 猫との関係・ほかの候補 |
|---|---|
| イーブイ | 原案担当の藤原基史氏は、特定の一種類の動物に固定しない方向でデザインした趣旨を説明しています。猫は犬・キツネなどと並ぶ比較対象の一つです。 |
| シャワーズ | にしだあつこ氏は、人魚のイメージと尾を中心に考えたと説明しています。猫に見える部分はあっても、制作側から直接確認できる中心発想は水生・人魚側です。 |
| サンダース | 尖った毛と四足の体型から犬・猫・キツネなど複数の動物に例えられます。雷獣のようなイメージも重なります。 |
| ブースター | 豊かな毛と四足の姿から、長毛の猫・キツネ・犬など複数の哺乳類を連想できます。猫だけに決める材料は十分ではありません。 |
| エーフィ | 猫らしい体つきが特に強く見える進化系で、猫又・化け猫・カラカルなどとの比較があります。ただし公式の猫モデルという直接説明は未確認です。 |
| ブラッキー | 黒猫・犬・キツネなど複数の動物を連想できます。猫は見た目の比較候補の一つです。 |
| リーフィア | 四足哺乳類の体に葉や植物の要素が大きく加わっています。猫・キツネなどに見える部分はありますが、植物の存在感も強いポケモンです。 |
| グレイシア | 細身の四足動物で、猫やキツネとの比較があります。複数の動物を思わせるため、猫単独のモデルとは決められません。 |
| ニンフィア | 四足哺乳類の土台にリボン状の触角やフェアリーの要素が重なります。猫・犬・キツネ・ウサギなど複数の動物に例えられます。 |
イーブイ自体の猫・犬・キツネとの比較や制作側の説明は、イーブイは何の動物かを詳しく見るでさらに詳しく整理しています。
ミュウツー・ミュウ
| ポケモン | 猫との関係・ほかの候補 |
|---|---|
| ミュウツー | 人工的に生み出されたポケモンで、細長い尾や耳のような形から猫を連想する人もいます。猫モデルを示す直接的な制作側説明は確認できません。 |
| ミュウ | 小さな体、長い尾、顔つきから猫らしく見えます。英単語mew(猫の「ニャー」という鳴き声)を連想できますが、名前が猫の鳴き声由来と断定はできません。制作上はミュウツーを基にシンプル化した説明が確認できます。 |
ミュウの猫説・胎児説・制作背景については、ミュウは何の動物かを詳しく見るで詳しく整理しています。
ニューラ・マニューラ・オオニューラ
この3匹は猫にも見えますが、鎌鼬やイタチ類との関係がより強く語られる系統です。猫だけをモデルにした系統ではなく、複数の動物要素を持つ候補として扱います。
アブソル・ランドロス・ゼラオラ
| ポケモン | 猫との関係・ほかの候補 |
|---|---|
| アブソル | 白い四足獣で、猫・ライオン・ユキヒョウ・ピューマなどとの比較があります。神話上の獣と比較されることもあり、猫は見た目を説明する候補の一つです。 |
| ランドロス | 猫系として扱うのは、れいじゅうフォルムだけです。四足の姿は大型ネコ科や白虎を思わせますが、通常フォルムまで猫系には含めません。 |
| ゼラオラ | 猫やトラを思わせる顔つきと体型を持つ一方、雷獣・鬼・鎌鼬など日本の伝承を思わせる要素も重なります。 |
「猫に見える」と「猫が元ネタ」は同じではありません。外見の共通点だけでなく、公式設定や制作側の説明、ほかに考えられるモチーフも合わせて見ます。
まとめ
猫がモチーフ・猫みたいなポケモンとして、この記事では44匹を紹介しました。
内訳は「猫との関係が分かりやすい16匹」「ライオン・トラ・ヒョウなどネコ科の11匹」「猫にも見えるが別の動物やモチーフも考えられる17匹」です。
44匹すべてを公式の猫モデルと受け取らず、公式設定・制作側の説明・見た目の比較を分けて見ることが大切です。
ほかの動物をモチーフにしたポケモンもまとめて見たい場合は、動物がモチーフのポケモン一覧で確認できます。
主な参考資料
- ポケモン公式『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』ニャース紹介
- ポケモン公式『ポケットモンスター サン・ムーン』ソルガレオ紹介
- ポケモンずかん「アブソル」
- EVs+cafe掲載内容の英訳資料「Eevee Origins(イーブイの起源)」
- ポケモンずかん「ペルシアン」
- ポケモンずかん「エネコ」
- ポケモンずかん「ニャルマー」
- ポケモンずかん「ブニャット」
- ポケモンずかん「ニャビー」
- ポケモンずかん「ニャヒート」
- ポケモンずかん「ニャイキング」
- ポケモンずかん「ニャオハ」
- ポケモンずかん「ニャローテ」
- ポケモンずかん「シシコ」
- ポケモンずかん「パオジアン」
- Animal Diversity Web(ミシガン大学の動物情報データベース):ネコ科(Felidae)
- Bulbapedia(ポケモン百科事典):ライコウ
- Bulbapedia:エンテイ
- Bulbapedia:スイクン
- Bulbapedia:イーブイ
- Bulbapedia:ミュウ
- Bulbapedia:ソルガレオ
- Bulbapedia:パオジアン
- Bulbapedia:ゼラオラ
