ドデカバシは何の鳥?オニオオハシ説と大砲モチーフ・名前の由来を調査

第7世代(アローラ)

「ドデカバシの大きなくちばしって、オオハシがモデルなのに大砲にもなっているの?」

黒い体と白い喉、先が黒い橙色のくちばしは、実在のオニオオハシとよく重なります。種を撃ち出したり温度を上げたりする能力まで見ると、くちばしの役割が気になりますよね。

公式分類の「おおづつポケモン」や、圧縮したガスで種を撃つ設定は、鳥と大砲を結ぶ手がかりです。実在のオニオオハシにもくちばしで熱を調節する研究があるため、見た目と機能を比べ、同じ点とポケモン独自の仕組みを確かめます。

先に結論

  • 鳥の有力候補:オニオオハシの公式指定は未確認
  • 大砲の公式設定:圧縮ガスで種を撃ち出す
  • 実在鳥との共通点:大きなくちばしによる熱の調節

ドデカバシは何の鳥?オニオオハシが最有力候補

ドデカバシのモデル・モチーフとして最も比較しやすい実在鳥は、オニオオハシ(Toco Toucan/トコ・トゥーカン、読みの目安)です。千葉市動物公園では、オニオオハシをオオハシの仲間で最も大きな種と紹介しています。

見た目を比べても、ただ「くちばしが大きい」だけではありません。オニオオハシは黒い体に白い喉を持ち、非常に大きな橙色のくちばしの先に黒い部分があります。ドデカバシも、同じ特徴をかなり強く持っています。

オニオオハシ ドデカバシ
オオハシ類でも特に大きなくちばし 体に対して非常に大きなくちばし
体は主に黒色 黒い羽毛が体の大部分を占める
喉から胸上部が白い 喉・胸に白い部分がある
橙系の巨大なくちばしに黒い先端部 橙〜赤系の大きなくちばしに黒い先端部

オニオオハシとの類似と公式モデルの境界

外見の一致はかなり具体的です。ただし、「よく似ている」と「公式モデル」は別なので、記事ではオニオオハシを有力候補として扱います。

大きなくちばしは、鳥の特徴と大砲の役割を兼ねているんだね。
種を撃つ仕組みは公式設定で、特定の鳥種へのモデル指定とは別です。

大砲モチーフは公式設定からも読み取りやすい

ドデカバシには、鳥だけでなく大砲の要素も重なっています。公式のポケモンずかんでの分類は「おおづつポケモン」です。

さらに公式図鑑では、くちばしの中で圧縮したガスを使い、木の種を撃ち出すと説明されています。その威力は大きな岩を砕くほどです。くちばしが鳥の器官であると同時に、砲身のような役割を持っていることが分かります。

大砲・温度に関する公式設定

  • 分類:おおづつポケモン
  • タイプ:ノーマル・ひこう
  • 高さ:1.1m
  • クチバシ内の圧縮ガスで木の種を発射
  • 番いはクチバシの温度を上げて互いを温める

つまりドデカバシは、巨大なくちばしを「大砲」に見立てたと整理すると分かりやすいポケモンです。機能までそこから広げられています。

実在のオニオオハシも、くちばしで熱を調節する

ドデカバシの設定でもう一つ興味深いのが、くちばしの「熱」です。公式図鑑では、番いがくちばしの温度を上げて温めあうと説明されています。

実はオニオオハシの大きなくちばしも、熱と深い関係があります。Science(サイエンス、学術誌)に掲載された研究では、オニオオハシがくちばしで体の熱を逃がす量を調節できることが示されました。巨大なくちばしは、見た目だけでなく体温調節にも使われています。

この点はドデカバシの「温度を変えられるくちばし」とよく重なります。ただし、実在のオニオオハシは体の熱を逃がすために使っており、種を撃つために高温へ加熱するわけではありません。

くちばしの熱調節は制作理由なの?

実在のオオハシの放熱機能が、ドデカバシの熱設定の直接の元ネタだと確認されたわけではありません。生物学的に似た特徴として、制作背景とは分けて考える必要があります。

ツツケラがキツツキからオオハシ型へ進化するのは不自然?

ドデカバシの進化前であるツツケラは、公式に「きつつきポケモン」と分類されています。そのため、キツツキのようなツツケラが最終的にオオハシ風のドデカバシへ進化することを不思議に感じるかもしれません。

ところが実在の鳥の分類を見ると、キツツキとオオハシはどちらもキツツキ目(Piciformes/ピキフォルメス、読みの目安)です。サンディエゴ動物園も、見た目は大きく違うものの、オオハシとキツツキは同じ分類群に属すると説明しています。

もちろん、「同じキツツキ目だからこの進化系を作った」と制作側が説明した資料は確認できません。それでも、ツツケラからドデカバシへの変化が、生物分類上まったく無関係な鳥同士の組み合わせではない点は面白いところです。

鳥をモチーフにしたほかのポケモンは、鳥がモチーフのポケモン一覧でも実在種との関係を比較しています。

ドデカバシの名前の由来は?

日本名は「どでかい+オオハシ」が有力

日本名の「ドデカバシ」は、「どでかい」+「オオハシ」を組み合わせた名前と考えるのが有力です。「くちばし」の「バシ」も自然に重なります。

コトバンクでは「大嘴(オオハシ)」を、キツツキ目オオハシ科に属する鳥の総称と説明しています。まさに「とても大きなくちばしを持つオオハシ」という姿を、そのまま言葉遊びにしたような名前です。

ただし、日本名を誰がどの語から命名したかという直接の説明は見つかっていません。

英語名Toucannon(トゥキャノン、読みの目安)の由来は?

英語名はToucannon(トゥキャノン、読みの目安)です。toucan(トゥーカン、オオハシ/読みの目安)とcannon(キャノン、大砲)を組み合わせた名前と見るのが自然です。

公式英語図鑑でも分類はCannon Pokémon(キャノン・ポケモン、おおづつポケモン/読みの目安)で、圧縮ガスによってくちばしから種を撃ち出す設定が確認できます。英語名は、ドデカバシの「鳥」と「大砲」という二つの要素を一語にまとめた形になっています。

巨大なくちばしと大砲を示す語源候補

日本名は巨大なくちばし、英語名はオオハシ+大砲を前面に出した名前と整理すると、日英で少し違う切り取り方が見えてきます。どちらも命名者の直接説明は未確認です。

結局、ドデカバシの元ネタ・モチーフは何?

鳥の姿と、大砲のようなくちばしの働きを分けて見てみましょう。

要素 整理
公式設定 おおづつ分類、温度を上げるくちばし、圧縮ガスで種を撃つ
実在鳥の最有力候補 オニオオハシ。巨大な橙色のくちばし、黒白の体色などが一致
実在生物との追加共通点 オニオオハシのくちばしは血流によって放熱量を調節できる
人工物モチーフ 大砲。分類や種を撃つ設定、英語名に共通点がある
名前の由来候補 どでかい+オオハシ/toucan(トゥーカン、オオハシ)+cannon(キャノン、大砲)
未確認 オニオオハシという特定種を公式モデルとする制作側の直接説明

ドデカバシは、オニオオハシ+大砲+熱を重ねたデザインと考えるのが分かりやすい見方です。

第7世代のほかの元ネタ記事は、第7世代(アローラ)のポケモン元ネタ・モデル一覧から確認できます。

実在の鳥もくちばしで熱を調節するけれど、使い方が違うんだね。
実在鳥の放熱と、ポケモンの発熱や射撃を分けて比べられます。

まとめ

ドデカバシは、大きな橙色のくちばし、黒い体、白い喉から、オニオオハシに似ています。実在のオニオオハシも、くちばしを体温の調節に使います。

一方、種を撃ち出す能力や「おおづつポケモン」という分類は、公式の説明にある大砲らしい特徴です。作った人がオニオオハシをモデルと説明した記録は確認できませんが、鳥の姿と大砲の働きを見比べると、くちばしの面白さがよく分かります。

主な参考資料

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